スキンケアと聞いて、真っ先に思いつくのが保湿ではないでしょうか。
実際、あらゆる肌トラブルの予防、改善のためにも肌の水分を保つ保湿は重要です。
しかし、この保湿について、正しく理解していない方が多く、そのせいで、肌トラブルがなかなか改善しなかったり、悪化させてしまうこともあるのです。
保湿とは、肌に水分を与えることと思っている方が多いかもしれませんが、正しくは、肌にある水分を蒸発させないよう油分を含むクリームなどで保護するという事なのです。
化粧水で補える水分というのは、あくまでも肌の表面の角質層のキメを整える程度にすぎません。
このことをしっかり理解したうえで、正しい保湿ケアについてみていきたいと思います。
そもそも化粧水の成分のほどんどは水
化粧水の成分は、90%以上が水でできています。
残りの5~10%が、保湿成分や防腐剤などの化学物質になります。
美容成分がたくさん含まれている化粧品は美容液に分類されます。
つまり、化粧水に分類されている時点で、成分のほとんどは水ということになります。
誤った化粧水の使用がさらに乾燥肌を招く
最近は、ヒアルロン酸やセラミドなどが配合されたしっとりタイプの化粧水が多く出回っています。
実際、このような化粧水は、乳液やクリームを使用しなくてもしっとり肌がうるおった感覚になります。
ですから、『 水分を与えるだけ 』で終わってしまう方が非常に多いのです。
その場合、いくらしっとりタイプの化粧水でたっぷり水分を与えたとしても、肌の乾燥は促進されます。
なぜなら、与えた水分というのは、油分を含んだクリームなどで保護しなければ、体温によってすぐに蒸発してしまうからです。
しかも、厄介なことに肌に与えた水分は、蒸発する際に、角質層の水分までも一緒に奪ってしまうのです。
正しい保湿とは…!?
肌のうるおいを守るためには、水分が蒸発しないよう油分で肌にフタをする必要があります。
お肌の乾燥が気になる方は、化粧水を使いたくなると思いますが、基本的には必要ありません。
なぜなら肌のうるおい(水分)は、身体の中から常に湧き上がってくる水分だからです。
ですから、保湿に重要なのは、外から水分を補うことではなく、肌の水分を守る働きのあるセラミドという保湿物質の不足を防ぐことなのです。
セラミドは、加齢やストレス、洗顔やクレンジングなどが原因で不足すると、肌のうるおいを守る力が弱まり肌が乾燥しやすくなります。
ですから、このセラミドを守るために油分を含んだ乳液やクリームでしっかり肌の表面(角質層)を保護することが大切です。
特に、バリア機能が低下した肌は、うるおいを蓄える力が低いので、油性度の高いクリームで肌を保護するようにしましょう。
関連記事はコチラ → ゆらぎ肌はもう卒業!低下した肌のバリア機能を高める方法とは!?
また、セラミド配合の美容液やクリームでケアしたり、洗浄力の強い洗顔料やクレンジングの使用を控えることも重要です。
↓ 関連記事はコチラ
【低価格&高品質】ビーエスコスメ セラミド美容液を試してみました!
まとめ
いかがでしたか。
化粧水の成分のほとんどが水だったなんて、、、
しかも、実は必要なかったなんて、、、
とショックを受けた方もおられるのではないでしょうか。
残念ながら、化粧水は肌の表面の角質層のキメを整える程度で保湿効果はありません。
保湿とは、肌のうるおいを逃さないよう油分を含んだクリームなどで、肌の表面(角質層)を保護することです。
ですから、普段から水分をこまめに摂ったり、肌のうるおい自体をアップさせる栄養素も積極的に取り入れたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。