ゆらぎ肌はもう卒業!低下した肌のバリア機能を高める方法とは!?

ゆらぎ肌はもう卒業!低下した肌のバリア機能を高める方法とは!?

女性が微笑むイメージ画像

季節の変わり目や環境の変化などで、一時的に肌が敏感になったりニキビや乾燥などの肌トラブルに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

このようなゆらぎ肌にならないためにも、日頃から肌のバリア機能を高めるケアを心掛けたいですね。

ですが、バリア機能という言葉は知っていても、実際どういう役割をしているのか知らない方も意外と多いのではないでしょうか。

お恥ずかしながら、わたしも言葉は知っていても実際どのような役割をしているのかあまり理解していませんでした…。

そこで今回は、このバリア機能の役割や内外から機能を高める方法などについてまとめてみたいと思います。

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バリア機能とは

角質層のイメージ画像

バリア機能とは、肌表面にあるわずか0.02mmの角質層がうるおいを蓄え、紫外線や雑菌、ほこりなどの外部の刺激や異物から肌を守るバリアの役割のことを言います。

肌のうるおいを保つためには、このバリア機能が正常に働いている必要があります。

『 肌が乾燥し、外部刺激を受けやすい 』ということは、このバリア機能が低下している証拠です。

肌が生まれ変わり、新しい角質層をつくりだすサイクルが乱れていることが原因のひとつです。

ですから、スキンケアや生活習慣において、このバリア機能を正常な状態に保つことがとても大切なのです。

バリア機能が低下した肌状態

バリア機能が低下した角質層のイメージ画像

バリア機能が低下すると角質層にすきまができ刺激が入り込みやすく、水分が蒸発しやすい状態になります。

このような状態では、外部の刺激によって肌がピリピリと刺激を感じたり、乾燥などの肌トラブルを引き起こす原因となってしまいます。

また、角質層がもろくなっているため、せっせと保湿をしても上手く水分を蓄えられないため、乾燥肌がなかなか改善されないという状況に陥ってしまうのです。

バリア機能が低下してしまう原因

間違ったスキンケア

これは意外と多くの方に当てはまるのではないかと個人的には思っています。

たまに、ニキビができたり赤みなどの軽い炎症を起こすことがあるけど、数日すれば治まる程度のトラブル。

このような肌状態を敏感肌だと思う方が、どの程度いらっしゃるでしょうか。

実は、上記のような程度の肌荒れでも、敏感肌であると言えるそうです。

正確には、バリア機能が低下している状態だと言えます。

本人もそこまで気にする程度のトラブルではないため、通常のスキンケアアイテムでお手入れし特に違和感も感じないので、ほとんどの方は問題ないと判断すると思います。

しかし、スキンケアを終えピリピリなどの刺激を感じていなくても、ミクロの視点では目に見えない軽度の炎症を引き起こしている場合があります。

というのも、肌が荒れていたり敏感な状態で化粧水や美容液を使うこと自体が肌への負担となるからです。

敏感肌に化粧水はNG!浸透させないスキンケアで肌を保護する

バリア機能が低下した肌というのは角質層がすきまだらけで、肌につけたものが汚れや雑菌も含め、浸透を通り越して侵入しやすくなっているのです

どんなに良い成分も肌に侵入すれば異物に過ぎません。

本来は肌を整え健やかに保つためのスキンケア成分でさえ、肌が異物と捉えれば炎症を引き起こす起爆剤となってしまうのです。

ウォータープルーフ製品の常用

特に汗をかきやすい時期は、化粧が崩れにくいウォータープルーフ製品はとても使い勝手がよいため、毎日のように使っている方も多いかもしれません。

ですが、このような製品を毎日のように使用していると、次第にバリア機能が低下し角質ももろく剥がれやすくなります。

その結果、混合肌や敏感肌などのトラブル肌へと進行してしまうのです。

ですから、ウォータープルーフタイプの製品は、海やプールに行く時や、屋外で長時間過ごす時だけ利用するようにしましょう。

間違った洗顔料・クレンジングの選択

使用する洗顔料やクレンジングによっては、バリア機能を低下させてしまう場合があります。

では、バリア機能を低下させない洗顔料&クレンジングとは、どのようなものなのでしょうか。

バリア機能を低下させない洗顔料

ズバリそれは、合成界面活性剤が肌に残らない固形石鹸タイプの洗顔料です。

石鹸に含まれる界面活性剤は水で洗い流すと分解され、肌に残らないという特性があります。

市販の石鹸には、添加物が含まれている場合もあるので、成分表示をチェックして余計な添加物が入っていないシンプルな石鹸素地100%のものなどを選ぶと安心です。

関連記事はコチラ → ニキビ改善はまず洗顔から|昔ながらの牛乳石鹸が汚肌を救う

石鹸はアルカリ性なので、弱酸性の肌に乗せるとアルカリ性に傾きます。

洗顔石鹸を使用して感じるつっぱりは、これが原因の一つです。

敏感肌(特にニキビや肌荒れを起こしている肌)には、刺激となる場合がありますので、使用の際は十分ご注意ください。

一方、洗顔フォームなどに含まれる合成界面活性剤は、水やお湯では分解されないため、肌に成分が残ってしまうため、これが肌トラブルの原因になることがあります。

関連記事はコチラ → 洗顔フォームが招く肌への思わぬトラブル

バリア機能を低下させないクレンジング

クレンジングとひとくちに言っても、オイル、リキッド、ミルク、クリームなどさまざまなタイプのクレンジングがありますが、お肌のバリア機能を低下させないという視点で選ぶならば、クリームタイプのクレンジングがおすすめです。

使用感がこってり重くて苦手…という方も多いですが、昔ながらのコールドクリームはお肌に負担なくメイク汚れを落とすことができます。

通常のクレンジングには、汚れを落とすために界面活性剤が多く含まれています。

ですが、コールドクリームには、水と油を混ぜ合わせるためだけに必要な最低限の界面活性剤しか含まれていません。

つまり、メイク汚れを落とす目的での界面活性剤は含まれていないということです。

ですから、他のクレンジングより多少時間と手間はかかるものの、必要以上にお肌のうるおいを奪ったり角質をはがし過ぎずに済みます。

このようにコールドクリームは洗浄剤を含まず、油(クリーム)のちからでメイクと馴染ませて汚れを落とすので、お肌の弱い方も安心して使用することができます。

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生活習慣の乱れ

食生活や、ストレス、睡眠不足などが原因でバリア機能が低下することもあります。

現代社会でストレスと無縁の生活を送ることは難しいですが、適度なストレス発散と適度な休息が自律神経を安定させ免疫力アップだけでなく、肌のバリア機能を正常に保つことにもつながります

バリア機能を高めるケア方法

内外からバリア機能を高める方法についてみていきたいと思います。

乾燥対策の徹底強化

年中エアコンの効いた室内で過ごす機会が増えた現代では、乾燥対策という言葉は当たり前のように季節問わず耳にするようになりました。

しかし、それでも現実はなかなかこまめな保湿を行うことは難しく、実際できている方は少ないと思います。

自分では気づかない程度の乾燥でも日々積もり積もれば、やがて乾燥肌や敏感肌などのトラブル肌へと進行してしまいます。

保湿成分が含まれたファンデーションや日焼け止め効果のある化粧下地をこまめに塗り直すなど、保湿を行う習慣を身に付けましょう。

この他にも、洗顔後や入浴後は肌の水分量はどんどん減少していくので、できるだけ早く保湿することが大切です。

正しい保湿方法については、こちらの記事を参考にしてください。↓
化粧水って必要なの!?保湿について正しく理解しよう!

また、入浴時はワセリンなどの油性度の高いクリームを顔の肌に薄く塗ることで、シャンプーの泡による皮脂の取り過ぎや肌の水分の蒸発を防ぐことができます

油膜を落とした肌は、すぐに乾燥が始まりますから、洗顔は入浴の一番最後に行いましょう。

その後の保湿もすばやく行うことで、乾燥対策になります。

日常のちょっとした工夫で肌のうるおいを逃さない習慣を身に付けたいですね。

良質な睡眠時間の確保

睡眠不足はお肌の大敵と言いますが、バリア機能も低下させてしまいます。

お肌の修復再生は、寝ている間に行われます。

ですから、睡眠不足=お肌の再生がしっかりと行われていない

ということになるのです。

良質な睡眠は、体を休め回復させるだけでなく、傷んだお肌の修復再生にもとても大事なことなのです。

食生活の改善・見直し

バリア機能の回復には、内側からのアプローチも大切です。

肉、魚、卵、大豆などの良質なタンパク質をはじめ、ニキビ、吹き出物に効果のあるビタミンCや皮膚や粘膜を守る働きがあるビタミンA・B2・B6、また細胞分裂を促し皮膚の健康を保つ効果のある亜鉛などをバランスよく取り入れるようにしましょう。

また、納豆・醤油・味噌などの発酵食品が豊富に含まれる和食中心の食生活にすることで、腸内環境が整い免疫力アップにもつながります。

関連記事はコチラ → 食卓の定番!お味噌汁で飲むスキンケア

まとめ

いかがでしたか。

バリア機能を低下させる主な原因をいくつかあげましたが、この他にも加齢や紫外線などの影響も関係してきます。

日々のよい習慣を身に付けることで、正常なバリア機能を働かせられるように心掛けたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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