洗浄力の強いクレンジング剤は肌の負担になることから、避けている方も多いのではないでしょうか。
正しいクレンジングというのは、できるだけ肌に負担をかけず、メイク汚れを落とすことです。
よくCMなどでは、『 メイク汚れが肌に残るとさまざまな肌トラブルの原因になる。汚れはきれいさっぱり落としましょう! 』ということが言われています。
でも、これって本当に正しいのでしょうか。
結論から言うと、メイク汚れは、きっちり落とす必要はありません。
7~8割程度落とせていれば十分なのです。
もちろんキレイに落とせるに越したことはないですが、100%きっちりメイク汚れを落とそうとすれば、肌に必要なうるおいまでも奪ってしまうことになり、次第に肌は乾燥し肌トラブルを招く原因になります。
そこで今回は、正しいクレンジングについてみていきたいと思います。
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使用感の良し悪しだけでクレンジングを選んではいけない
使用感や洗い上がりのさっぱり感だけで、クレンジングの良し悪しを決めていませんか。
たしかに使用感のよいものは使い勝手が良いため、継続して使用したくなります。
ですが、大切なのはその場の使用感、洗い上がりの満足度ではなく、一ヵ月先の肌の健康を考えて選択するべきです。
使用したその場は、肌に合っていると感じても、一ヵ月先の肌の調子が好ましくなければ、新たな視点でクレンジングを選択する必要があります。
肌に負担のかからないクレンジングとは!?
では、実際にどういったクレンジングを選べば、肌への負担を最小限に留めることができるのでしょうか。
洗浄力のないコールドクリームがおすすめ
答えは、すすぎ洗いした後に、肌表面が油の膜でベタ付いてヌルっとした感触が残るクレンジングです。
具体的に言うと、洗浄力を持たないマッサージもできる昔ながらのコールドクリームです。
これを聞いて、えー、洗った後もべた付きが残るクレンジングなんて使いたくないと思いましたか?(笑)
たしかにその気持ちはわかります(笑)
わたしも最初はそう思いました。
最近は、ダブル洗顔不要でしかもキレイさっぱり洗い上げることができるクレンジングがたくさんありますから、わざわざコールドクリームを選ばない方が多いのも納得できます。
でも、コールドクリームには、こんなにたっくさんのメリットがあるんですよ☆
コールドクリームのおすすめポイント
・洗浄力がないので、敏感肌の方でも安心して使用できる
・肌のうるおいを逃さず、メイク汚れだけを浮かせて落とすことができる
・ベタ付きが残るクリームのお陰で、洗い上がりの肌はしっとり
・マッサージクリームとしても使える
・シェービングクリームとしても使える
これだけのメリットがあるにもかかわらず、使い勝手の悪さからか敬遠されがちなコールドクリーム…(泣)
近所のドラッグストアなどで手軽に購入できますので、ダマされたと思って一度試してみませんか?(笑)
きっとコールドクリームの良さを肌で実感できると思いますよ☆
コールドクリームでメイクをすっきり落とすコツ
・顔や手が全く濡れていない状態で使用する
・アイメイクはリムーバーなどで、あらかじめ落としておく
・適量を使用する さくらんぼ大くらいの量が目安
・肌を擦らないようやさしくメイクとなじませる
・指先が軽くなったら、クリームとメイクが馴染んだサイン
・肌への刺激を減らすという意味で、拭き取りタイプより洗い流せるタイプがおすすめ
これらのポイントをおさえて使用することで、洗浄力を持たないコールドクリームでもメイク汚れをスッキリ落とすことができます。
まとめ
いかがでしたか。
洗浄剤を含む通常のクレンジングは、どうしても肌に負担がかかってしまいます。
また、少々メイク汚れが肌に残ってしまったとしても、肌トラブルになる心配はありません。
しっかり汚れを落とすことよりも、必要なうるおいを逃さず、肌に負担のかからないクレンジングを選ぶようにしましょう。
コールドクリームは、メイク汚れと馴染ませるのに少々時間がかかりますが、洗浄力がないのでお肌の弱い敏感肌の方でも安心して使用することができます。
肌がボロボロ、乾燥が気になる、吹き出物がよくできる…などの悩みがある方は、クレンジングを見直すことでお肌が劇的に改善するかもしれませんよ。
それくらいクレンジングが肌に及ぼす影響は大きのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。