カロリーの取り過ぎが気になる方には、うれしいゼロカロリー。
このような食品は、砂糖の代わりに人工甘味料を用いることで、甘みを減らすことなくカロリーを抑えることができます。
手軽に摂取カロリーをコントロールできるので、利用されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、このようなゼロカロリー食品に含まれる人工甘味料は、摂り過ぎると人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
具体的にどのような影響があるのでしょうか。
人工甘味料とは
人工甘味料とは、ダイエット系炭酸飲料や微糖缶コーヒー、その他あらゆる加工食品に甘みをつけるため用いられる化学的に合成した調味料のことです。
人工甘味料は、体内に吸収されないので、一般的にダイエット向きとされています。
人工甘味料がおすすめできないワケ
人工甘味料の安全性については、まだ歴史が浅く人体への影響については、まだはっきりとわかってはいません。
ですから、厚生労働省によって添加物に指定されている人工甘味料であっても、摂り過ぎには注意したほうがよさそうです。
血糖値が低下したままだと食欲が増してしまう
すい臓は、砂糖だけでなく人工甘味料にも反応し、糖を取り込むインスリンが分泌されます。
そして人工甘味料の場合は、口にしたものが体内に吸収されないため、血糖値は低下したままの状態です。
血糖値が低下したままでは、空腹感を感じてしまうため、食欲が増してしまいます。
その結果、逆に太ってしまった…ということになりかねないのです。
味覚障害・依存性
人工甘味料は、砂糖と比べて数百倍もの甘味があります。
この人工的な甘さに慣れてしまうと、味を判断する脳が、通常の砂糖の甘さでは満足できなくなります。
結果、より甘いものを求めてしまい、糖分の取り過ぎを招くおそれがあります。
このように、味覚を感知する機能を低下させてしまったり、より強い甘味を求めてしまうなどのリスクがあります。
生活習慣病のリスクが高まる
人工甘味料の摂取量が多いと、消化や代謝に関わるさまざまな腸内細菌のバランスが変化し、かえって血糖値が下がりにくい状態になります。
つまりカロリー摂取量は減らせるものの、かえって糖尿病や肥満といった生活習慣病のリスクが高まる可能性があるのです。
まとめ
いかがでしたか。
ゼロカロリーは、手軽に摂取カロリーを抑えることができる頼もしい食品です。
しかし、摂取量が増えると、生活習慣病のリスクや味覚障害などを引き起こしてしまう可能性があります。
ダイエットや体型維持には、やはりバランスの取れた食生活と適度な運動が大切です。
ゼロカロリー食品は、必要に応じてうまく利用するようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。